ハーブティーと言うと、よく「あー、紅茶ね」と言われることがあります。
広義でいえば間違ってないのかもしれませんが、一般的な定義でいうとハーブティーと紅茶は別物です。
今回はそんなハーブティーと紅茶の違いについて詳しく紹介していきたいなぁと思います。
紅茶とは?
【紅茶(こうちゃ)】とは、学名は「カメリア・シネンシス」と言うツバキ科ツバキ属の常緑樹の茶の葉を発酵、乾燥させたもの。緑茶、烏龍茶なども実は、この同じ「カメリア・シネンシス」から作られています。
引用元:紅茶とは
紅茶は要するに緑茶と同じタイプの茶葉を完全発酵させたものになります。ちなみに半発酵させたものがウーロン茶、発酵させないものが緑茶になります。
ハーブティーとは?
ハーブティーは様々な薬用植物を乾燥させてお茶にしたもので、その種類によっていろいろな色や味、香りが楽しめます。
たとえば、カモミール、レモングラス、ペパーミントなどをお茶にしたものはすべて「ハーブティー」ですが、それぞれので香りも味も特徴も全く異なります。
ハーブティーはいろいろ存在するハーブ(薬草)をお茶にしたものの総称になります。冒頭で「広義には間違っていない」と書いたのは、そういった意味で紅茶自身がハーブティーの一種になるわけです。
一方で、ハーブティーの一種であるレモングラスやカモミールなどを使ったお茶は紅茶になるのか?といわれたらなりません。
紅茶というのは、茶葉(チャノキの葉)を完全発酵させたものだからです。
なんとなくわかっていただけたでしょうか。
ハーブティーと言われるお茶は範囲がめちゃくちゃ広い
ハーブティーの定義は薬用植物の根や葉、花弁などを乾燥させてお茶にしたものです。ですから、世の中には数百種類以上の、ハーブティーが存在します。
今手元に、メディカルハーブ検定というテキストがあるのですが、こちらに記載されているだけでも以下の種類があります。
- ウスベニアオイ(マローブルー)
- エキナセア
- エルダーフラワー
- ジャーマンカモミール
- セントジョンズワート
- ダンディライオン
- ネトル
- ハイビスカス
- パッションフラワー
- ペパーミント
- マテ
- マルベリー(桑の葉)
- ラズベリーリーフ
- リンデン
- ローズヒップ
といったようにいろいろです。当たり前ですがそれぞれで味わいも違いますし、香りも違います。
商品としては語れませんが、これらのハーブはメディカルハーブとしても多用されるハーブで様々な薬効があるといわれています。
エキナセアだと風邪予防やアレルギー、マルベリーはダイエット、セントジョーンズワートは抗うつなどと言われていますね。
そんないろいろな種類があるハーブだからこそ、奥が深く、そして面白いんです。