ハーブはヨーロッパにおいてはお薬として利用されてきた歴史があります。
そのため、いろいろなお話の中にハーブはたくさん登場します。そうした“背景”を知っておくと物語がより楽しめるようになるかもしれませんよ。
今回もハーブについての小ネタです。
ピーターラビットとカモミールティー
絵本の世界でピーターラビットの中にも登場します。
ピーターが食べ過ぎておなかを壊したときに、お母さんウサギがおくすりと言って「かみつれ」を飲ませるというシーンがあります。
かみつれというのはハーブティーとしても有名な「カモミール・ジャーマン」のことです。胃腸を症状を和らげる作用があるとされています。
非常に有名なハーブなのでご存知の方も多いかと思います。カフェなどでもハーブティーとして提供されていることが多いですよね。
ハリーポッターの杖で登場!ニワトコ(エルダーフラワー)
世界的人気の魔法小説「ハリーポッター」にもハーブは多数登場します。
お茶として登場するわけではないですが、作中での重要アイテムの一つとして「ニワトコの杖」というものがあります。
詳しく書くとネタバレっぽくなるので内容は避けます。
このニワトコは西洋ではなじみ深い植物で庭に植えておくと魔除けになるといわれている植物です。そしてこのニワトコの木の花がハーブとしても有名な「エルダーフラワー」です。
エルダーフラワーはメディカルハーブの中でも代表的なハーブで風邪予防やアレルギー症状の緩和といった作用があるといわれています。
お薬として使える植物なので庭に植えて常備薬としたわけでしょうね。日本で言うとアロエ(キダチアロエ)みたいなものでしょうか。
こんな感じで、ハーブはヨーロッパを中心ではありますが、物語や小説の中にも登場しています。
ハーブティーを楽しむとき、あー、これはこの物語(小説)に出てきたやつだー。なんて思いをはせてみるのも楽しいひと時になると思います。